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第3部 基本データと政策動向
第9節 行政・消防防災情報化の推進

3 国勢調査におけるオンライン調査の推進

国勢調査は、我が国に居住するすべての人を対象とする国の最も基本的な統計調査であり、大正9年から5年ごとに実施している。調査結果は、国や地方公共団体の少子高齢化対策、社会福祉対策、雇用対策、防災対策等の各種行政施策はもとより、企業、団体その他各方面に幅広く活用されている。総務省では、平成27年10月に実施する国勢調査の円滑な実施や総合的な広報の推進などに取り組むため、総務大臣を本部長とする「平成27年国勢調査実施本部」を平成26年10月に設置した。

平成27年国勢調査では、ICTの進展も踏まえ、正確かつ効率的な統計の作成と国民の負担軽減・利便性の向上を図る等の観点から、オンライン調査を全国で導入する。また、オンライン調査を推進するため、調査票の配布に先行して、インターネット回答の期間を設定し、インターネット回答のなかった世帯のみに調査票を配布する方式(オンライン調査先行方式)で調査を実施し、スマートフォンにも対応したシステムを構築する(図表8-9-3-1)。オンライン回答数は、1,000万世帯を超えるものと想定しており、世界的にみても最大規模のオンライン調査となる。

図表8-9-3-1 オンライン調査先行方式の流れ
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