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第3部 基本データと政策動向
第7節 ICT研究開発の推進

(2)JGN-Xによる国際研究の促進

新世代通信網テストベッド(JGN-X)は、NICTが平成23年4月より構築・運用している新世代ネットワークのシステム技術基盤の確立等を目的とした大規模な試験ネットワークである。また、グローバル連携を促進するため、海外の研究機関(米国、アジア等)に接続されており、戦略的な国際共同研究・実証連携の推進にも活用されている。

ネットワーク技術の研究開発は、研究開発の段階から評価・検証するとともに、グローバルな様々な場面での実証・PRを行い、国際的な連携を促進していくことが重要である。JGN-Xは、平成26年11月米国で開催された「Supercomputing Conference 2014」等において、新世代に向けた制御技術(OpenFlow等)・映像分散編集環境の構築・分散ストレージの実証実験に活用されるとともに、平成27年 2月にはタイ国で開催された総務省主催 次世代テレビ・超高速ネットワークセミナーにおいて秒間60フレーム4K映像国際マルチキャスト伝送実験(札幌雪まつり映像を配信)を実施する等、国際的な連携にも積極的に貢献している。

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