総務省トップ > 政策 > 白書 > 27年版 > 世界最先端の「社会全体のICT化」の推進
第2部 ICTが拓く未来社会
第1節 ICT の更なる進化

(2)世界最先端の「社会全体のICT化」の推進

新たな価値創造を可能とする世界最先端のICTとしては、①多様なモノや環境の状況を、センサー等のIoTデバイスやレーダー等のセンシング技術により把握し(「社会を観る」)、②それらからの膨大な情報を広域に収集し(「社会を繋ぐ」)、③ビッグデータ解析を行った上で将来を予測し、多様な社会システムのリアルタイムな自動制御等を行う(「社会(価値)を創る」)ものが必要となる。

次の5年間の技術戦略(研究開発)は、このような世界最先端のICTを実現し、それにより「社会全体のICT化」を推進することで、課題解決を超えて新たな価値の創造を目指すことが適当である(図表6-1-2-2)。

図表6-1-2-2 世界最先端の「社会全体のICT化」の推進
(出典)総務省情報通信審議会情報通信技術分科会技術戦略委員会中間報告書(案)

このような「社会全体のICT化」は、2000年頃に起きた「IT革命」を発展させ、膨大なビッグデータにより将来を予測し、多様な社会システムの自動化・人間との協働等を目指すものであり、いわば「ソーシャルICT革命」と呼ぶべきものである。

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