第1部 東日本大震災における情報通信の状況
第1節 通信等の状況

(3)衛星携帯電話の貸与


  今回の東日本大震災においては、1で述べたように固定・携帯電話網に甚大な被害が発生したことから、地震の影響を受けにくい衛星通信が通信手段として大きな役割を果たした。総務省は、地方公共団体等からの要請を受け、衛星携帯電話約340台を貸し出した。このうち153台については、総務省が国際電気通信連合(ITU)に対して緊急支援の要請を行い、無償供与(端末及び利用料)を受けたものである。
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