第2部 特集 共生型ネット社会の実現に向けて
第1章 ICTにより国民生活はどう変わったか

3 購買行動の変化


 インターネットの普及により、インターネットを通して商品・サービスを購入する人の割合が増えている。今までの一般的な購買行動と比べ、インターネットを通してショッピングをする場合、購買者の行動には大きな違いがある。店舗に出向かず、実物を見ないということである。しかし、購買者の根本的な購買スタイルに違いはあるのだろうか。一般的な購入プロセスとしてAIDMA(A:注意、I:関心、D:欲求、M:記憶、A:行動)という考え方が広く知られているが、その購入プロセスと比較して、新しいプロセスが加わるようなことはあったのだろうか。そのプロセスが商品選択のきっかけや商品購入後の満足度の向上など、購買行動にどのような影響を及ぼしているのか、変化の実態とその影響についての調査、分析を実施する。
テキスト形式のファイルはこちら