第1部 東日本大震災における情報通信の状況
第4節 情報通信が果たした役割と課題

(2)震災直後から被災地情報が発信


 今回の震災においては、震災直後から、映像・文字により被災地情報が多様なメディアを通じてリアルタイムに発信された。

ア 災害直後の情報がソーシャルメディア等を通じてリアルタイムに発信された
 今回の震災においては、震災直後の被災地等の情報が、インターネット等を通じてリアルタイムに発信された。発災直後から、ソーシャルメディア上で個人が被災状況や救援要請を投稿したり、動画中継サイト上で被災地の様子がリアルタイムに配信されたりした。例えば、震災当日の3月11日、Twitterでは救援を要請するハッシュタグ5「#j_j_helpme」をつけたコメントが多数投稿された。また、ニコニコ生放送では、ニコニコニュース「地震速報」という番組名で、被害の状況をインターネットでリアルタイムに配信された。マスメディアが現場に入る前に、被害の状況がインターネットを通じて伝えられた事例もあった。


5 ハッシュマークを利用してエントリーにタグ付けをすることで、話題を的確に特定することができる
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