第3部 情報通信の現況と政策動向
第5章 情報通信政策の動向

(3)ICTリテラシーの向上


 我が国の次世代を担う子どもたちが、早い段階からICTに親しみ、情報活用能力を向上させ、新しい知的価値や文化的価値を創造できる社会を構築することは大変重要であり、総務省では以下の取組を実施している。

ア e-ネットキャラバンの推進
 パソコンや携帯電話は便利なコミュニケーションツールである反面、ウイルス、迷惑メール、学校裏サイト等トラブルも多発している。また、近年は子供たちが容易にパソコンや携帯電話等からインターネットに接続できる環境にあることから、児童生徒を保護・教育する立場にある保護者、教職員等に対しても、インターネットの安心・安全利用に関する啓発が必要となっている。
 そこで、平成18年4月から、総務省、文部科学省及び通信関係団体等が連携し、子供たちのインターネットの安心・安全利用に向けて、保護者、教職員及び児童生徒を対象とした講座を全国規模で行う「e-ネットキャラバン」を実施している15

イ メディアリテラシーの向上
 メディアリテラシーとは、放送番組やインターネット等各種メディアを主体的に読み解く能力や、メディアの特性を理解する能力、新たに普及するICT機器にアクセスし活用する能力、メディアを通じコミュニケーションを創造する能力等である。
 総務省では、放送番組の情報を正しく理解するとともに、トラブルなくインターネットや携帯電話等を利用するなど、メディアの健全な利用の促進を図るため、各メディアの特性に応じた教材等を開発し、普及を図っている。
 インターネットや携帯電話等の分野においては、ICTメディアリテラシーを総合的に育成するプログラムである「伸ばそうICTメディアリテラシー〜つながる!わかる!伝える!これがネットだ〜」を平成18年度に開発、平成19年7月から公開し、必要な更新を行いつつ、その普及を図っている16。また、「インターネットトラブル事例集」17を平成21年度に作成し、必要な更新を行いつつ、「e-ネットキャラバン」等のインターネットの安心・安全な利用に向けた啓発講座等において活用している。
 放送分野においては、これまでビデオ・DVDによる教材11本を開発し、教材の貸出しを中心とした普及・啓発を図ってきた。さらに、平成21年3月から「放送分野におけるメディアリテラシーサイト」を開設し、20年度に開発したWEB教材「放送記者坂井マヤ〜ストーリーをさがせ〜」等を公開している18


15 e-ネットキャラバン:http://www.e-netcaravan.jp/
16 参考:教育の情報化推進ページ:http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/kyouiku_joho-ka/index.html
伸ばそうICTメディアリテラシー:http://www.ict-media.net/
17 参考:インターネットトラブル事例集ダウンロードページ:http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/kyouiku_joho-ka/jireishu.html
18 参考:放送分野におけるメディアリテラシー:http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/top/hoso/kyouzai.html
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