第3部 情報通信の現況と政策動向
第4章 情報通信の現況

(2)インターネット利用に伴う被害経験


●世帯ではパソコン、携帯電話とも迷惑メール受信(架空請求を除く)による被害経験が最も多く、企業ではコンピュータウイルス関係の被害経験が突出している

 インターネット利用に伴う過去1年間の被害経験について世帯に尋ねたところ、自宅パソコンでの被害経験は、「迷惑メールを受信(架空請求を除く)」が34.0%で最も多く、次いで、「コンピュータウイルスを発見したが感染はしなかった」が19.1%、「コンピュータウイルスに1度以上感染」が9.9%となっている(図表4-1-2-3)。また、携帯電話等での被害経験も、「迷惑メールを受信(架空請求を除く)」が最も多く29.7%、次いで、「架空請求メールを受信」が10.1%となっており、メールによる被害が多い傾向があることがわかる。

図表4-1-2-3 世帯におけるインターネット利用に伴う被害経験(複数回答)
図表4-1-2-3 世帯におけるインターネット利用に伴う被害経験(複数回答)
(出典)総務省「平成22年通信利用動向調査」
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html

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 また、情報通信ネットワークを利用している企業に対しても同様に尋ねたところ、「コンピュータウイルスを発見したが感染はしなかった」が31.3%、「コンピュータウイルスを発見し、少なくとも1回は感染した」が16.5%となっている(図表4-1-2-4)。

図表4-1-2-4 企業におけるインターネット利用に伴う被害経験(複数回答)
図表4-1-2-4 企業におけるインターネット利用に伴う被害経験(複数回答)
(出典)総務省「平成22年通信利用動向調査」
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html
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