第2部 特集 共生型ネット社会の実現に向けて
第2章 浮かび上がる課題への対応

第2節 デジタル・ディバイドの解消


1 デジタル・ディバイドとその解消の必要性

 デジタル・ディバイドとは、「インターネットやパソコン等の情報通信技術を利用できる者と利用できない者との間に生じる格差1」のことをいう。具体的には、インターネットやブロードバンド等の利用可能性に関する国内地域格差を示す「地域間デジタル・ディバイド」、身体的・社会的条件(性別、年齢、学歴の有無等)の相違に伴うICTの利用格差を示す「個人間・集団間デジタル・ディバイド」、インターネットやブロードバンド等の利用可能性に関する国際間格差を示す「国際間デジタル・ディバイド」等の観点で論じられることが多い。
 今回は、デジタル・ディバイドについて、国内的なデジタル・ディバイド及び国際的なデジタル・ディバイドの2つに分け、分析を行うこととする。


1 平成16年版情報通信白書
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