第3部 情報通信の現況と政策動向
第5章 情報通信政策の動向

(6)リモートセンシング技術の研究開発


 突発的局所災害を引き起こす局地的な大雨など、いわゆるゲリラ豪雨の検出・予測精度を向上させるために、各種の地上系のレーダーやライダーの研究開発を推進するとともに、地球温暖化による気候変動や水循環の仕組みの解明とその予測精度の高度化に貢献するため、衛星系レーダーやライダー等の研究開発を実施している。
 また、大規模災害等の発生時に航空機により広範囲かつ詳細な被害状況把握を可能とする電波による地球表面可視化技術(合成開口レーダー)の研究開発を実施しており、平成23年2月及び3月には霧島山(新燃岳)を観測し、雲や噴煙を透過した鮮明な火口の画像を火山噴火予知連絡会に報告した。
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