総務省トップ > 政策 > 白書 > 令和2年版 > 世界のマグニチュード6以上の震源分布とプレート境界(2010年〜2019年)
第1部 5Gが促すデジタル変革と新たな日常の構築
第1節 我が国が抱える課題と課題解決手段としてのICT

(4)災害リスクの高まり

これまでも我が国では大規模な地震や台風による被害を受けてきており、防災に対する意識は高い傾向にある。世界的に見ても、我が国では周辺の海洋プレートの影響により欧米諸国に比べてマグニチュード6以上の地震が多く発生しており(図表2-1-1-4)、2008年から2018年までの期間において全世界で発生したマグニチュード6以上の地震の約13.1%は日本で発生している4

図表2-1-1-4 世界のマグニチュード6以上の震源分布とプレート境界(2010年〜2019年)
(出典)アメリカ地質調査所の震源データを基に気象庁作成

災害による被害額を見ても、1984年から2013年までの合計で、全世界の17.5%を占めている(図表2-1-1-5)。避難訓練やインフラ面での災害対策等の実施により、死者数の低減は図られているものの、近年の大規模な震災や台風、頻発する集中豪雨による経済損失は世界の中でも大きな割合を占めるに至っている。

図表2-1-1-5 災害による被害額(億ドル)
(出典)内閣府(2014)「平成26年版防災白書」5


4 アメリカ地質調査所データを基に気象庁作成

5 CRED 1984-2013年の合計。

テキスト形式のファイルはこちら

ページトップへ戻る