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第2部 基本データと政策動向
第2節 電気通信事業政策の展開

第2節 電気通信事業政策の展開

1 電気通信事業分野における競争ルール等の包括的検証

電気通信事業分野においては、電気通信サービスの高度化・多様化・複雑化、プラットフォームサービスが利用者等に与える影響の拡大、動画等の大容量コンテンツの普及によるインターネットトラヒックの増加等の変化が生じている。このような変化に加えて、第5世代移動通信システム(5G)の普及や、ネットワークのIP化・仮想化技術の進展等の変化が予想されているほか、IoT時代の到来を見据え、ICTを利用する主体と電気通信事業者との関係が強化されるなど、事業者間連携の進展による新たなサービス・ビジネスモデルの登場も想定される。

これらの変化がもたらすネットワーク構造及び市場構造の変化に対応するため、これまでの政策について包括的に検証した上で、2030年頃を見据えた電気通信事業分野における競争ルール等について検討を行うべく、2018年(平成30年)8月、総務省は情報通信審議会に対し、「電気通信事業分野における競争ルール等の包括的検証」を諮問した。これを受けて、同審議会電気通信事業政策部会に「電気通信事業分野における競争ルール等の包括的検証に関する特別委員会」(以下「特別委員会」という。)が設置され、特に専門的・集中的な検討が必要と考えられる事項については、研究会、WG等において検討が進められた(図表6-2-1-1)。

図表6-2-1-1 「包括的検証」に関する検討体制について
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