総務省トップ > 政策 > 白書 > 令和2年版 > 2020年に向けた社会全体のICT化推進
第2部 基本データと政策動向
第1節 総合戦略の推進

2 総務省のICT総合戦略の推進

(1)2020年に向けた社会全体のICT化推進

「東京2020大会」は、優れたICTを世界に発信する絶好のチャンスとして期待される。総務省では、2014年(平成26年)から「2020年に向けた社会全体のICT化推進に関する懇談会1」を開催し、東京2020大会に向けて我が国のICT環境をより高度なものにするとともに、東京2020大会以降の我が国の持続的成長も見据え、社会全体のICT化の推進方策について検討してきた。

本懇談会では、2015年(平成27年)に「2020年に向けた社会全体のICT化 アクションプラン」を取りまとめ、東京2020大会に向けて、我が国が一丸となって「社会全体のICT化」に取り組んでいくため、8つの分野(多言語音声翻訳対応の拡充、デジタルサイネージの機能拡大、オープンデータの利活用推進、放送コンテンツの海外展開の推進、無料公衆無線LAN環境の整備促進、第5世代移動通信システムの実現、4K・8Kの推進、サイバーセキュリティの強化)ごとに「いつまでに、誰が、何をするのか」という工程を明確化にするとともに、分野ごとの施策を横断的に組み合わせ、利用者の視点に立って利便性の向上を実感できる2つのサービス(都市サービスの高度化、高度な映像配信サービス)を示した(図表6-1-2-1)。

図表6-1-2-1 2020年に向けた社会全体のICT化 アクションプラン 概要

また、2018年(平成30年)に「2020年東京大会に向けた提言2」を取りまとめ、2020年にフォーカスした5つの「重点テーマ」(「IoTおもてなしクラウド」による都市サービスの高度化、多言語音声翻訳技術の社会実装、サイバーセキュリティの確保、テレワーク/サテライトオフィスの推進及び社会におけるキャッシュレス化の普及展開)をピックアップし、目標の達成に向けて取り組んでいる(図表6-1-2-2)。

図表6-1-2-2 2020年東京大会に向けた提言 概要

本懇談会では、アクションプラン及び提言に掲げたICT施策について、社会全体で認知できるようにするための情報発信の強化や、東京2020大会以降もレガシーとして使い続けられる「仕組み」としての提供、官民の連携体制の強化に取り組んでいる。



1 2020年に向けた社会全体のICT化推進に関する懇談会:
https//www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/2020_ict_kondankai/index.html別ウィンドウで開きます

2 2020年東京大会に向けた提言:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000557657.pdfPDF

テキスト形式のファイルはこちら

ページトップへ戻る