総務省トップ > 政策 > 白書 > 令和2年版 > 革新的光ネットワーク技術の研究開発の推進
第2部 基本データと政策動向
第7節 ICT研究開発の推進

2 最先端の社会全体のICT化実現に向けた研究開発の強化

(1)革新的光ネットワーク技術の研究開発の推進

2020年(令和2年)以降、5G普及による高精細動画の携帯端末への配信、8Kコンテンツのインターネット配信、遠隔医療、IoT機器等からのデータ収集、AI活用のためのビッグデータ流通、自動運転のための情報の送受等のネットワークと連携したサービスの普及により、データトラフィックが爆発的に増大し、ネットワーク全体の通信容量がひっ迫することが指摘されている。これまで研究開発を行ってきた現行技術のみによる基幹網の大容量化は限界に近づきつつあり、現行技術でさらなる大容量化に対処する場合には、光ケーブル・送受信器等の増設及びそれに伴う電力・設置空間・コストの増大が課題となっている。

これらに対応するため、総務省では2018年度(平成30年度)から毎秒5テラビット級光伝送用信号処理技術、マルチコアファイバ伝送技術等の革新的な光伝送技術を確立するとともに、アクセス網において多様化する通信サービス需要を効率的に収容する高効率光アクセスの基盤技術の研究開発を行っている(図表6-7-2-1)。

図表6-7-2-1 革新的光ネットワーク技術のイメージ
テキスト形式のファイルはこちら

ページトップへ戻る