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第1部 特集 5Gが促すデジタル変革と新たな日常の構築
第3節 新型コロナウイルス感染症が社会にもたらす影響

3 課題と収束後の社会に向けた対策

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、各所で進められている3密の回避や、Social Distancingの実現策は、我々の生活や社会システムを大きく変容させている。

従来の社会活動が極端に制限される中で、急速かつ強制的に社会のデジタル化が進んだことで、テレワーク等の対面を前提としない働き方、サービスの在り方等、一部のサービスを除き場所にとらわれない生活・働き方が可能であることが人々の体験として実感された。この変化は不可逆的なものであり、仕事やオフィスの在り方、ひいては個人と企業などのあらゆる関係性にゆらぎを生じさせている。一方でこうした急激な変化により、人々の意識変革の必要性とともに様々な課題も露見してきた。多くはテレワークなど多様な働き方の実現に向けての根本的な阻害要因として従来から存在していた課題であるが、今回の件によってより顕在化してきたといえる。これらの課題を改めて見直し解決していくことが、高度にデジタル化していく社会において非常に重要となる。

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