第2部 基本データと政策動向
第1節 ICT産業の動向

(3)雇用者数

●2018年時点の情報通信産業の雇用者数は、404.5万人で全産業の5.7%を占めており、2000年と比較して14.7%減少

2018年の情報通信産業の雇用者数は、404.5万人(前年比1.6%増)、全産業に占める割合は5.7%であった。情報通信産業を構成する9部門については、「インターネット附随サービス業」(前年比6.5%増)、「通信業」(前年比4.5%増)、「情報通信関連サービス業」(前年比4.4%増)などはそれぞれ堅調に増加している一方、「映像・音声・文字情報制作業」(前年比2.8%減)、「情報サービス業」(前年比0.6%減)、は減少した(図表5-1-1-7)。

2000年と2018年の数値を比較すると、情報通信産業全体で14.7%の減少となっている。特に「情報通信関連建設業」は77.6%の減少、「情報通信関連製造業」は42.9%の減少となっており、減少割合が非常に大きい。他方、「インターネット附随サービス業」や「情報サービス業」は、増加している9図表5-1-1-7)。

図表5-1-1-7 情報通信産業の雇用者数の推移10
(出典)総務省「令和元年度 ICTの経済分析に関する調査」(2020)
「図表5-1-1-7 情報通信産業の雇用者数の推移」のExcelはこちらEXCEL / CSVはこちら


9「インターネット附随サービス業」は、2005年から2018年にかけて61.9%の増加、「情報サービス業」は2000年から2018年にかけて20.7%の増加となっている。

10 数値の詳細については巻末データ10を参照。

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