日本、米国及びドイツの企業の従業員に対してパーソナルデータの活用状況を尋ねた。その結果、米国やドイツにおいては、サービス等から得られるパーソナルデータやパーソナルデータを元にしたスコアリングデータについて、6割以上の回答者が「活用している」又は「検討中」であると回答している(図表3-3-3-1)。一方で、日本はサービス等から得られるパーソナルデータについては約3割、パーソナルデータを元にしたスコアリングデータについては約2割にそれぞれとどまった。前節で取り上げたデジタルデータに関する活用状況と同様、米国やドイツに比べ、我が国の企業によるパーソナルデータの活用は進んでいるとは言えない状況にある。