総務省トップ > 政策 > 白書 > 令和2年版 > AIを活用したネットワーク自動最適制御技術の研究開発
第2部 基本データと政策動向
第7節 ICT研究開発の推進

(2)AIを活用したネットワーク自動最適制御技術の研究開発

スマートフォンやIoT機器の急速な普及に伴い、ネットワークを流れるトラヒック量は今後、爆発的に増加することが見込まれており、ICTの利活用やAIによる技術革新を背景として交通、医療・介護、農業、製造業等の様々な分野で新たなサービスが創出され、それぞれのサービス毎に多種多様なサービス要件(伝送速度、伝送遅延、同時接続数等)が求められるようになっている。

これらの要件に対応し、ネットワークが多種多様なサービスの実現に資する基盤となっていくために、総務省では2018年度(平成30年度)から、ネットワーク制御へのAIの活用やトラヒックの状態分析を行うための「AIによるネットワーク運用技術」、及びAIによるサービス要件分析やネットワークリソースの最適配分を行うための「AIによるネットワークサービス自動最適運用制御技術」の2つから成る、革新的AIネットワーク統合基盤技術の研究開発を行っている。加えて、AIシステムがネットワークを介して他のAIシステムと連携する「AIネットワーク化」の進展を見据え、2019年度(平成31年度)からは、ネットワークやサービスの状態に応じたネットワーク機能の動的制御を行うための「データ連携によるネットワーク機能動的制御技術」の研究開発を行っている(図表6-7-2-2)。

図表6-7-2-2 革新的AIネットワーク統合基盤技術のイメージ
テキスト形式のファイルはこちら

ページトップへ戻る