総務省トップ > 政策 > 白書 > 令和2年版 > 安心・安全が確保され、信頼の絆が揺るがない“Dependable”な社会
第1部 5Gが促すデジタル変革と新たな日常の構築 5.0
第1節 2030年代の我が国のデジタル経済・社会の将来像

(3)安心・安全が確保され、信頼の絆が揺るがない“Dependable”な社会

社会基盤である通信網の安全性と安定性が自律的に確保できることにより、ユーザが意識しなくてもセキュリティやプライバシーが確保され、災害等の不測の事態が発生した場合であっても安心・安全が確保されることにより、信頼の絆が揺るがない人間中心の社会を維持する。

ア 信頼性の高い情報の保存及び開示

○オープンデータの活用

行政機関等が保有する公共性の高いデータは活用しやすい形でオープン化されることで、市民が多様な角度から分析・検証することができる。

○セキュリティやプライバシーの確保

個人に関するデータは改ざんや損失、漏えい等の危険から守られ、安全な形で保存される。

イ 災害に強いまちづくり

○防災意識の醸成

災害に備えるために必要な情報が詳細な地区単位で開示される。また、AR/VRの活用により、災害発生時の詳細なシミュレーションを提供することで、住民の防災意識の醸成につなげる。

○災害発生時の迅速な状況把握と救助・救援

データの活用によって被害状況を迅速かつ正確に把握することが可能となる。また、人が立ち入れない場所であってもロボットやドローンを活用した救援活動によって生命を守ることができる。

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