第2部 基本データと政策動向
第1節 ICT産業の動向

(2)技術貿易

●2018年度の情報通信産業の技術貿易額18は、前年度に引き続き輸出超過傾向にある

2018年度の我が国の技術貿易額について、技術輸出による受取額(技術輸出額)が3兆8,711億円で、そのうち情報通信産業は5,147億円となり、全体の13.3%を占めている。一方、技術輸入による支払額(技術輸入額)は、5,910億円で、そのうち情報通信産業は2,560億円となり、全体の43.3%を占めている。技術貿易額全体、情報通信産業ともに輸出超過の状態となっている一方で、内訳のうち情報通信業だけは輸入超過の状態となっており、技術輸出額においては情報通信機械器具製造業が、輸入額においては情報通信業が最も大きな割合を占めている。(図表5-1-4-3)。なお、2008年度から2018年度までの情報通信産業の技術貿易について、どの年度も輸出超過となっている(図表5-1-4-4)。

図表5-1-4-3 技術貿易額の産業別割合(2018年度)
(出典)総務省「令和元年科学技術研究調査」により作成https://www.stat.go.jp/data/kagaku/index.html別ウィンドウで開きます
「図表5-1-4-3 技術貿易額の産業別割合(2018年度)」のExcelはこちらEXCEL / CSVはこちら
図表5-1-4-4 情報通信産業の技術貿易額の推移
(出典)総務省「科学技術研究調査」(各年)により作成https://www.stat.go.jp/data/kagaku/index.html別ウィンドウで開きます
「図表5-1-4-4 情報通信産業の技術貿易額の推移」のExcelはこちらEXCEL / CSVはこちら


18 技術貿易額とは、外国との間における特許権、ノウハウや技術指導等の技術の提供(輸出)又は受入れ(輸入)に係る対価受取額又は対価支払額のこと。

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