総務省トップ > 政策 > 白書 > 令和2年版 > 自然と共生しあらゆるロスのない“Sustainable”な社会
第1部 5Gが促すデジタル変革と新たな日常の構築 5.0
第1節 2030年代の我が国のデジタル経済・社会の将来像

(2)自然と共生しあらゆるロスのない“Sustainable”な社会

現実世界を再現したサイバー空間で最適化を行い、現実世界へフィードバックすることで、人口減少等により行政サービス等の生活を支えるサービスの維持が困難な地域であっても、限られた資源を大切にし、行政と市民の協働により効率的で快適な持続可能な社会を維持する。

ア 業務の省力化と共助によるコミュニティの維持

○AI・RPAを用いた業務効率化

限られたリソースを有効活用するため、行政事務は、AI及びRPA等を駆使して可能なものから自動化を進める。また、蓄積されたデータを活用し、例えば、台風等による河川氾濫の危険性等についてAIが予測を行い、アラートを上げることで事故の未然防止や災害による被害の極小化につなげる。

○共助を促す可視化等の仕組み

市民同士の助け合いや、市民による行政参加などで、行政だけではカバーしきれない範囲における共助を促すため、情報共有等の仕組みを構築する。

イ 社会インフラの自動制御による最適化

AI・IoTの活用により、交通渋滞のない道路、無駄のない効率的な物流、エネルギーの最適化等を実現する。

ウ パーソナライズされたサービスの提供

例えば、個人の健康データに基づく予防医療など、蓄積されたデータに基づき最適にパーソナライズされたサービスを提供する。

テキスト形式のファイルはこちら

ページトップへ戻る