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第2部 基本データと政策動向
第7節 ICT研究開発の推進

(2)異能(Inno)vationプログラム

ICT分野において、破壊的イノベーションの種となるような技術課題への挑戦を支援する「異能(Inno)vationプログラム」を実施している。本プログラムは、ICT分野において破壊的な地球規模の価値創造を生み出すために、大いなる可能性がある奇想天外でアンビシャスな技術課題への挑戦を支援するものである。そのため、野心的な目標設定に対し、革新的なアプローチによる挑戦を奨励している。また、実現への道筋が明確となるような価値ある失敗を高く評価することとしている(図表6-7-3-1)。

図表6-7-3-1 異能vationプログラムのスキーム

2019年度(令和元年度)は、14,488件の応募があり、「破壊的な挑戦」部門については9名の最終選考通過者が果敢に技術課題への挑戦を開始し、また、協力協賛企業の協力の下「未来がより良くなるような、ちょっとした独自のアイデア」、「自分でも一番良い使い方が分からないけれど、こだわりの尖った技術やモノ」、「自らが発見した実現したい何か」を表彰する「ジェネレーションアワード」部門については業務実施機関や協力協賛企業等が開催した「OPEN 異能(inno)vation 2019」イベント(2019年(令和元年)10月30日)において26件の表彰等が行われた(図表6-7-3-2)。併せて、応募提案者と協力協賛企業とのマッチング等を実施し、社会展開への機会を促進している。くわえて、本イベントでは、地域におけるちょっと変わった人材・変わったことに没頭している方々が持つ個性が尊重され、自らが学び協力して挑戦していくような場をつくり活動していくことで、地域発の破壊的イノベーションの種を育成する「異能vationネットワーク」や、協力協賛企業などが設定する課題に失敗をおそれず挑戦する課題設定型コンテストである「異能vationグランドチャレンジ」などの開始が公表された。

図表6-7-3-2 「OPEN 異能(inno)vation 2019」イベントの様子
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